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経済連携協定により来日のフィリピン人看護師に日本語の壁 59人が受験し合格1人

[ 2010/09/05 ]

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2006年9月9日に両国首脳によって署名され、2008年12月11日に発効した経済連携協定(EPA)に基づき、来日したフィリピン人看護師における、看護師国家試験の結果は59人が受験、合格したのは1人。昨年度93人であった来日者は、今年度46人に半減した。

当初の取り決めでは、フィリピンからは、2年間で看護師候補者400人、介護福祉士候補者600人を上限として受け入れることとされていたが、想像以上に苦戦を続けている。この問題については、看護技術や知識よりも、「日本語」が壁であることが従来より指摘されている。大阪大でタガログ語を教える津田守教授は、現地で実際に活躍している現役看護師が、日本語の壁で試験に合格できないと指摘。津田守教授は、日本人学生との交流の場を設け、側面からフィリピン人看護師の支援を実施している。

津田守教授の交流会に参加した看看護師候補生のフィリピン人の中からは、「病院で働きながら時間がとれるか不安」とする意見や、「漢字や日本語は難しいが楽しい、試験には受かる自信がある」とする者まで様々だ。

ちなみに、経済連携協定に基づきフィリピンとインドネシアから来日している看護師候補生は、年1回行われる国家試験を3年間で合格しなければ、帰国を余儀なくされる。病院で就労研修しながら年1回行われる国家試験に合格することはかなり困難であり、過去インドネシア人もまだ2人しか合格していない。

現状では、経済連携協定が正常に機能しているとはいえず、早急に何らかの対策が望まれる状況である。

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